premiere proで動画を編集する方法【初心者編】
「premiere proをインストールしてみたけど、何から始めればいいの?」
「とりあえず基本的な操作を知りたい」
ここではpremiere proの基本的な操作について説明しています。初めてアプリケーションを触る方向けの内容です。とりあえずこの操作がわかればyoutubeにアップロードできるくらいの編集は可能だと思います。
動画を作成する手順
- 新規プロジェクトを作成する
- ワークスペースをカスタムする
- 自動保存の設定を確認する
- 動画を編集する
- 必要に応じた保存形式で保存する
手順の2や3は、最初に設定しておけば次回からは発生しない作業です。手順1から実際にアプリケーションを開いてやってみましょう。
新規プロジェクトを作成する
アプリケーションを開くと新規作成画面が表示されますので、左上の新規プロジェクト作成をクリック。設定画面が出てきますが基本的にデフォルトのままで大丈夫です。
ちなみにそれぞれの設定に簡単に説明すると、一般>ビデオレンダリングおよび再生>レンダラーの設定とは、書き出しの速さを選ぶ設定です。
Mercury Playback Engineとは、クリップ(アプリケーション内で使用する動画データや画像などの要素)に対して複数のエフェクトを設定した場合に、高速かつ簡単に再生できるPremierePro CS5 から搭載された新たなテクノロジーのことです。
基本的には「ソフトウェア処理」よりも「GPUアクセラレーション」の方が処理速度が早く、OpenGLとMetalの処理速度の違いは使用するマシンによって変わるようなので、ご自分のPCでどちらが最適か試してみてください。
Metalは新しいバージョンで、OpenGLはapple的には非推奨だけどどっちでも大丈夫ですよ、みたいな感じです。
最後にインジェストの設定についてです。Premiereのプロジェクトパネルにデータを読み込む際、どのように読み込ませるか?を設定する事ができます。特に変更の必要はないです。
設定に問題がなければプロジェクト名をつけてOKを押しましょう。
ワークスペースのカスタム
Premiereはさまざまなツールを使って編集するので、自分の使いやすいスペースにカスタムしておくと便利です。
プロジェクトを新規作成後に出ている”学習”というスペースはチュートリアルですので、必要に応じて目を通したらタブを閉じてしまって構いません。
ワークスペースは、ドラッグ&ドロップで好きな場所に配置することができます。スペースを配置したい場所にドラッグすると、配置される場所が紫になります。対象になっているスペースに対して、上下左右のどこでも配置できます。正面にドロップすると同じタブになります。
また、境界線をドラックすることで大きさを変更することも可能。
ウィンドウが多くてどこに行ったか分からなくなるのは日常茶飯事なので、よく使うワークスペースは保存しましょう。
ウィンドウ>ワークスペース>新規ワークスペースとして保存 から保存できます。上部のタブに保存したワークスペースが追加されるので、分からなくなったらここからリセットしましょう。
各ワークスペースについての説明はこちら。
自動保存設定について
premiereにはデータの自動保存がデフォルトで設定されています。動画データは数分でも容量が大きくなりやすく、アプリケーションが予期せず終了することもしばしばありますので、この機能は作動させておくことが無難です。
初期設定では15分ごとに、最大で20個までデータが保存されます。21個目からは古いデータから上書きされる仕組みです。作成中のプロジェクトと同じディレクトリに「Adobe Premiere Pro Auto-Save」というフォルダが生成されていると思います。その中に自動保存されたデータが入っています。
自動保存の間隔やデータ数は環境設定から変更できます。
自動保存によって生成されたデータは、動画が完成して必要なくなったら最後に削除しましょう。
動画を編集する
制作環境が整ったらさっそく動画を編集していきます。編集に使用する素材をプロジェクトに読み込ませましょう。フォルダから直接挿入可能です。
動画をタイムラインに表示させます。音声も一緒に録画した場合、動画と音声のクリップが別々に表示されます。
作りたい動画にもよりますが、よく使う機能としては
- フェードイン、アウト
- テロップの挿入
- クリップのカット
- 音声の調整
- 映像の補正
などがあげられます。この辺りの機能を使いこなせれば大体の編集は可能となります。
必要に応じた保存形式で保存する
最後に作成した動画を保存します。ちなみに、動画の書き出しはとても時間がかかります。使用している素材にもよりますが、youtubeなどに対応した高画質な動画を書き出そうとしたら、30分くらいの動画で1時間くらいかかることもあります。なので、書き出す前に不要なデータは削除するなど、データをよく確認してから書き出しましょう。
上部のツールバーから、ファイル> 書き出し > メディア で保存設定の画面が開きます。
- 形式
- 出力名
- ビデオを書き出し・オーディオを書き出し
- 基本ビデオ設定
上記の4つを設定すればOKです。
形式
動画の書き出し形式です。YouTubeやSNSなどでよく使われるMP4形式で書き出す場合は「H.264」を選択、MOV形式の場合は「QuickTime」を選択します。
出力名
ファイル名とファイルの保存場所です。出力名をクリックすると保存画面が出ますので任意で設定します。
ビデオを書き出し・オーディオを書き出し
書き出すデータに必要な要素にチェックを入れます。基本的には映像データも音声データも必要かと思いますので、両方にチェックが入っているか確認すればOKです。
基本ビデオ設定
基本的に使用している素材に合わせて設定されていますので、特に変更の必要がなければデフォルトのままでOKです。
設定が完了したら、右下の「書き出し」を押して書き出しを開始します。
先ほど指定したフォルダにデータが保存されていれば作業は終了です。お疲れ様でした。
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