沈黙のWebライティング【感想・レビュー】
沈黙のWebライティング −Webマーケッター ボーンの激闘− のレビュー記事です。
こんな人にオススメ
- 楽しくwebライティングについて学びたい
- ネットや動画でSEOを勉強してみたけどよくわからなかった
- web制作に関わる全ての人
この本の特徴
こちらの書籍はwebライティングについて書かれた本です。具体的には、
- SEOを意識したコンテンツの作り方
- ネット上での商品の売り方
- 人の心に届く文章の書き方
- ユーザーに評価される記事の書き方
- オウンドメディアの作り方
- インタビュー記事の書き方
- ソーシャルメディアとの上手な連携
など、ひとつのwebサイトを運営する際に必要な知識が網羅的に学べます。
オウンドメディア、インタビュー記事の書き方など、個人的には「ブログ運営には必要ないかな?」と思っていましたが、SEOについてわかりやすく学べる良い事例でした。一緒に読んでおいて損はない知識です。
そしてこの本の最大の特徴が、漫画形式で書かれているというところです。アニメを1話ずつ見るような感覚で勉強できるので、一度SEOの学習につまずいた方でもきっと理解できると思います。
最初にストーリーで全体の流れを掴んで、最後に詳しい内容を読み進めるという構成になっています。なので、どんなシチュエーションで活用できるのか?ということがとてもイメージしやすいです。
そして普通のギャグアニメのように突っ込みどころが満載で、中二病にはたまらない演出ばかり。SEOやライティングに興味がない人でも楽しく読める本だと思います。
この本を読もうと思ったキッカケ
ブログを運営しているので、SEOについて勉強しようとネット記事や動画で学習してみたものの、あまり理解ができず挫折していました。
そこで、学ぶ方法を変えてみようと思い、よい書籍はないかと探していた時に出会った一冊です。
ブログを始めたばかりの頃、おすすめのライティング本としてこの”沈黙のWebライティング”の存在はよく目にしていたのですが、その時は「とにかく量を産み出したらなんとかなる!」と思っていたのでライティングなんて全く勉強していませんでした。
現在70記事ほど記事を書きましたが、もし時間遡行できるのなら、あの頃の自分にこの本を読ませたいですね。
質のない記事をいくら書いても意味がありません。チリも積もれば山となりますが、そのチリにすらならないようなゴミ記事を、この本を読むまでは書き続けていました。
「もっと成果の上がる記事を書けるようになりたい」という気持ちから、この書籍にたどり着きました。今から書いていく記事はこの本のおかげでゴミ記事にはならずにすみそうです。巡り逢えてよかったと思います。
この本を読んで私が学んだこと
- SEOを具体的に活用する方法
- 読んでもらえる文章を書くコツ
- 集客する上で一番大事なのは相手に対する敬意
SEOをを具体的に活用する方法
ストーリーを元に、発生している課題や問題をどのように解決していくか?ということを、一連の流れで理解できました。会話ベースで内容を把握していくので、リアリティがあり、イメージがとても掴みやすかったです。
読んでもらえる文章を書くコツ
張り切ってブログやサイトの記事を書いたとしても、誰も読んでくれなかったら悲しいですよね。どうしたら魅力的な文章が書けるのか?相手の心に届くのか?読み手の視点で工夫するコツを学べました。
集客する上で一番大事なのは相手に対する敬意
どんな内容の記事を書くにしても、まずは読んでくれる相手に愛情を持つことが大切ということを改めて感じました。「そんな生温いこと言ってたら収益なんて上がらないよ!」と思うかもしれません。
でも、長く愛されるコンテンツになるためには一番大事なことです。
相手が求めているものをどれだけ論理的に分析するのか?ということは、すなわち、相手にどれだけの愛を注げるか?ということと同義だ。
松尾 茂起(著)『沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—〈SEOのためのライティング教本〉』p320より引用
出版:エムディエヌコーポレーション (2016/11/1)
また、読者だけではなく、例えばキュレーションサイトなどを作る場合、引用元の作者の方に気持ちよく思ってもらえる配慮が必要、ということも新たな気づきでした。
まとめ
専門書の中でもかなり読み応えのあるページ数ですが、アニメを1話ずつ見るかのような感覚でサクサク勉強できます。630ページもありますが、3時間くらいで読み切ってしまいました。次はどうなるの?と先が気になる構成になっているので読み進めるのが楽しいくらいです。
個人差はあると思いますが、私は「内容が理解できなくてつまづく」ということが全くなかったです。
web制作に関わる全ての方におすすめの一冊です。よかったら読んでみてください。
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