2019.9.16 更新アイコン 2020.1.2

自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義

  • コミュニケーション
  • 人生

こんな人におすすめ

・思い込みで人を判断したくない

・自分はどんな人間なのか知りたい、分析したい

・世の中にはどんな人が存在しているのか、人について理解を深めたい

 

こちらの本は自分が本当はどんな人間なのかを見つめ直すのに役立つ本です。また、周りの人たちをどんなふうに知っていくべきなのか、どんな視点で見ればいいのか、豊かな人間関係を築いていくうえで重要なことを学べます。

 

カニは甲殻類ではなくカニ

おそらくカニは、人間によって何の断りもなく「甲殻類」に分類されていると知ったら、激しく怒ってこう言うに違いない。「私はそんなものではない。私は私自身だ。私自身でしかないんだ」——ウィリアム・ジェームズ著『宗教的経験の諸相』1969年

 

誰かに対して、この人はこういう人、と自分の中で勝手に解釈することはよくあります。それは人と付き合っていくうえで便利な基準でもあり、思い込みでその人の性格を判断してしまう罠にもなります。

 

本書で紹介されている例ですが、例えばレストランで店員に怒っている男性客がいるとします。あなたはその男性に対して「短期で怒りっぽい嫌なクレーマー」と思うかもしれません。しかし、もしかしたらその人は食べ物に対してこだわりのある人なのかもしれないとか、同席している人にその店員がなにか失礼を働いたのかもしれないとか、実はたまたま仕事で嫌なことがあってイライラしていただけかもしれないとか、男性の背景についてストーリーを考えるだけで、その男性に対しての印象がガラッと変わると思います。

 

複数のキャラクターを持つ自分

自分自身についてはどうでしょうか?たまに、自分でもよくわからない言動をしてしまうことってありませんか?内向的で人と話すのは得意ではないのに、いざプレゼンテーションや会議となると饒舌に話せるようになるとか。

 

そのシーンだけを見た人は、きっと私のことを外向的な人間だと思うんだろうなと思います。本当は自分は外向的な人間で人とコミュニケーションすることが苦手ではないのでは?と錯覚するほどですが、でもやっぱりにぎやかなところにいるより、一人で静かに本を読むほうが好きなのです。

 

これは、必要に応じて「自分のキャラクターから出る」という行為の結果です。時と場合によって普段と全く違う性格になり、違う自分を演じることで目標を達成します。

 

本当の自分を見つけるために

人の事や自分のことを全て理解することは難しいけれど、人の性格は一つの尺度では計れないし、いろいろな面を受け入れることでより良い関係を築いていけるのだと思います。

 

本書は他にも、性格によって寿命が違うとか、同じ環境で育った兄弟で性格の差はなぜ出るのかとか、人の面白い特性が様々書かれています。また、簡単にできる性格診断テストもいくつか掲載されているので、やってみると自分の意外な一面が発見できるかもしれませんよ。


Share Please

Read this too