最高の体調
100の科学的メソッドと40の体験的スキルから編み出した最高の体調【鈴木裕】
あなたの体調はいつも良好ですか?
体に不調が現れるたびにエステや温泉に行って体を癒そうとしたり、薬を飲んで一時的にしのいだりしても、結局根本的な解決には至らないことが多いと思います。
今回ご紹介する鈴木裕さんの「最高の体調」には、この食べ物が健康にいいとか、この運動が効果的などといった単純な健康維持法ではなく、そもそもなぜ体調が悪くなるのか、現代における健康問題とはなにか、原因を明確にしたうえで、本当の健康を手に入れるためのメソッドが書かれています。また、体の健康についてだけではなく、心を健康的にする実践的な方法もとても参考になります。病は気からといいますが、ストレスが体に与える影響は大きく、メンタルを安定させることで、体調もよくなっていくのです。
この本の特徴
本書は8章の構成となっていて、それぞれ文明病、炎症と不安、腸、環境、ストレス、価値、死、遊びについてをテーマにまとめられています。章の最後には実践ガイドが掲載されているので、後からでも見直しやすいです。
一見、健康とは関係が無さそうなテーマもありますが、身近にあるあらゆるものが私たちの健康に影響を及ぼしているということを知ることができます。なぜデジタルデバイスの使用を控えるのか、発酵食品を食べて腸内環境を整えると良いのか、運動がどれだけ効果があるのかなど、きちんと根拠に基づいて知っているのといないのでは、モチベーションが格段に変わってきます。
具体的なテクニック
今までいろいろな方法で健康維持やダイエットに挑戦し、挫折した方でも大丈夫です。どのメソッドも、心がけ次第で誰でも試せるものばかりです。私は本書に掲載されている例をどれも実践していますが、特におすすめなのはデジタル断食と観葉植物を置くことです。そんなことで健康体になれるの?と疑うかもしれませんが、スマホの使用時間が長い人ほど不安になりやすく、観葉植物を近くに置いて作業をすると幸福度や集中力が上がるという研究結果があります。
著者の鈴木裕さん
鈴木裕さんは「120歳まで生きること」を目標に心と体の健康について様々な知見を発信されている方で、アンチエイジングをテーマにしたブログサイトもありますのでそちらもチェックしてみてください。
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