【フリーランス】無理して専門学校に行かなくてもデザイナーやエンジニアにはなれる
- 今の会社を辞めてデザイナーになりたいけど、
専門学校に行っていないと無理なのかなぁ… - 学校には行ってないけど独学でエンジニアになれたよ!
- 独学で?!私も今から勉強してなれるかな?
- やる気さえあればいつから始めても遅くない!
この記事では
- デザイナーやエンジニアになりたいと思っているけど、専門学校に行った方がいいのか
ということについて、文系大学のデザインコースを卒業してデザイン事務所にデザイナーとして就職後、エンジニアに転職した私の体験談をもとに書き綴っています。
個人の感想が多めですが、参考になれば幸いです!
- 目次
- デザイナー兼エンジニアとしてフリーランスになるまでの経歴
- デザインコースのある大学に通ったメリットとデメリット
- 就職先で活きたスキルはほんの一部
- プログラミングは独学で
- 結論:学校に行かなくてもデザイナーやエンジニアになれる
デザイナー兼エンジニアとしてフリーランスになるまでの経歴
- ・文系大学のデザインコースを卒業(4年間)
- ・デザイン事務所①に就職(1年間半)
- ・デザイン事務所②に就職(2年間)
- ・web制作会社に就職(4年間)
- ・フリーランスとして活動←いまここ
私はもともと、フリーランスどころかデザイナーになろうとも考えていませんでした。でもそのときに「やってみたい!」と心が動くままに行動。その結果、いつの間にかフリーランスになっていたのです。
そんな行き当たりばったりな社会人生活ですが、振り返ってみると自力でなりたい職業に就いています。やりたいとを始めるのに遅すぎるなんてことはないんだな、と改めて思いました。
デザインコースのある大学に通ったメリットとデメリット
私の通った大学は、デザインコースのある文系の4年制大学。「やっぱり学校で専門知識学んでるじゃん!」と思いますよね。違うんです。実は、入学するまでデザイン系の学科があることを知りませんでした。(えぇぇ)
将来やりたいことも決まっていなくて、でもとりあえず4年制の大学に行っとけば就職もなんとかなるでしょ!という楽観的な考え方をもとに、学力的に入れるところを選んだんです。
そしてたまたまデザインコースがあると知り、面白そうだからという理由だけで進むコースを決定。授業内容的には、色彩論、写真、グラフィックデザイン、服飾、デッサンなどなど、クリエイティブ関連の知識を浅く広く学べるカリキュラムでした。
デザイン系の大学で良かったこと
- ・幅広く色々なクリエイティブ分野を学べた
- ・授業で良くも悪くも作品を強制的に作り続ける環境だった
- ・adobe製品のソフトが使えるようになった
- ・評価されて自信につながった
やっぱりデザインに触れる日々は退屈しません。授業はもちろん、先輩の作品を見たりするのも勉強になります。
いくつかある案の中から、私の提案が卒業制作展のメインビジュアルに採用されたときはかなり舞い上がりました。こういう小さい成功体験を通して、デザイナーとしてやっていく自信がついていったんだと思います。
イメージと違った部分
- ・デザイナーになった人は少ない
- ・切磋琢磨な感じではなかった
- ・やる気のある人とない人の差が激しい
楽しい反面、イメージと違ったなーと思うこともたくさんありました。
ジャンルが分散している分、同じ興味を持った人が少なくて、情報交換をしたり切磋琢磨する雰囲気があまりなかったです。不真面目な人はとことん不真面目で、適当に課題をこなしては「これが僕のアートです」と無理矢理押し通している人もいたくらい。(当時わりと問題になってました笑)
これは多分、あくまでも“デザインコースのある4年制大学だから”だと思います。美術大学とは違うし、どちらかというと専門学校に近いような雰囲気。でも専門学校ほど就職に有利でもないから、クリエイティブ関連の職種に進んだのは数名でした。
確かに早い段階でデザインに触れられていたのは良かったと思います。でも、今時はネットを通じてたくさんの素敵な作品やクリエイターさんに出会うことができるし、自分の作品を発表する場もある。結局は自分がどれだけ行動できるか、なんだと思います。
就職先で活きたスキルはほんの一部
卒業後、なんとかデザイナーとして正社員になったものの、授業で学んだ内容が仕事で活きたのはadobeソフトの使い方くらい。結局学校での授業はただの授業。どんな職業でも同じだと思いますが、現場で学ぶ技術は鮮度がまるで違います。
学校では作品を作るまでが課題でしたが、仕事は作ったデータをもとに発注したり納品作業したりするまでが仕事。入稿用のデータなんて作ったこともないし、カラーモード?なにそれ…な新人時代でした。
商用デザインとアートは違います。今まで自分の発想だけで自由にデザインしていたものを、クライアントからの要件に従って気に入られるものを作るという考えにシフトしなければなりません。デザイナーに必要なのはセンスではなく、繰り返し行われる修正や無数のデザイン案出しがこなせる体力です。そんなの学校で教わってないよ〜って感じ。
プログラミングは独学で
しばらくしてデザイナーからエンジニアに転職。もちろんその時プログラミングは未経験です。デザイナーとして働く中で「プログラミングの知識があればもっとwebデザインが上手くなるかも」と思って学び始めたのがきっかけなのですが、だんだん面白くなってきてハマっちゃったんですね。気がついたら「エンジニア 未経験 求人」で検索し、ヒットした会社に面接の応募をしていました。
面接時に「未経験ですが、自分でサイトを作ってみました!」とアピールしたらなんと採用のお知らせが。念願のエンジニアになれました。そこからは会社で仕事をこなしながら学習。やっぱり実務が1番実践的で身につきます。
ちなみに独学はwordpressでサイトを作るところから始めました。とりあえずプログラムを触ってコードを書いてみないことには何もわからないと思って、何もわからないままサーバーとドメインを契約。参考書は高いし飽きて続かなかったらもったいないからと、買わずにネット検索だけで情報収集してました。素人だからコードの書き方はめちゃくちゃだし見た目もシンプルでしたが、自分の思うようにカスタムできたことに感動。嬉しくて楽しくて、色々触っているうちにHTMLとCSSの基礎はわかるようになっていました。
結論:学校に行かなくてもデザイナーやエンジニアになれる
学生時代の私は“デザインを仕事にする”とはどういう事なのか、よく分かっていませんでした。どんな職業があるのかを探しもしなかったです。一方、社会人になってから「エンジニアになりたい!」と思ったときはサーバー契約もしてドメインも取ってwordpressでサイトも作って、とにかく自分で考えて行動を起こしていました。
学校に通っても通わなくても「やってやるんだ!」という強い気持ちがあれば、どんな状況からでも新しく始められます。私の場合はデザイナーからエンジニアへの転職ですが、これからデザイナーになりたいという人にも当てはまるはず。
ちなみに、どの職種に就いた時も資格が必要なときはなかったです。私の受けた会社がたまたまゆるかっただけかもしれませんが。
最近は無料で学べるサービスもたくさんあるし、youtubeで解説動画が見れたりもするので、自分一人でも十分に勉強できると思います。自分に合った学習環境を探して、とにかくチャレンジしてみましょう!
1人じゃ心細いな…というときは、SNSで仲間を探してコミュニケーションをとったり情報収集したりすれば、寂しくないしモチベーションも維持できると思います。私もTwitterをやってますので、興味のある方はフォローしてくださいね^^
デザインもプログラミングもとても楽しい世界なので、ぜひ思い切って飛び込んでみて欲しいです。
この記事があなたの第一歩につながりますように◎
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